標記論文をInternational and Comparative Law Quarterlyの第74巻の、オックスフォード大学教授で自分の博論のコアの部分の議論で参照したEvans先生が編集代表を務める特集号に発表しました(査読を通った後の編集者からのコメントが、査読者からのコメントより厳しく対応が大変だった…)。LSE時代、BIICLと同じ建物内にある高等法学研究所で毎日勉強していた自分にとって、ICLQへの掲載は国際法学者として一つ目指していたところなので、とりわけ嬉しい発表となります。ICLQスタッフの出版へのサポートは、これまでに経験したことがないほど手厚く、同誌が高く評価されるのがなぜかを改めて知ることができました。武力紛争時において、交戦国は中立沿岸国の排他的経済水域でどういった活動ができるかに焦点を当てた論文です。2022年9月に、現在の科研プロジェクトにつながる研究会で報告をしてから地道に蓄積した研究成果で、科研に参加されている先生方に感謝です。